最近よく耳にする性同一性障害(GID)は、定義が難しい為、勘違いされている方も多いようです。
端的に言ってしまえば、心と体の性の不一致を感じている状態のことです。
現在の社会では、出生時の体の構造によって男性・女性という2つの性別に分けられてしまいます。
成長して自己意識を持つ様になった時に、その性に違和感を覚える様になった状態を性同一性障害と呼びます。
どの程度からといった基準は明確になっていませんが、生活に支障をきたす様であれば、対応が必要となります。
性同一性障害の特徴として、自己意識と身体の構造などの違いに対して嫌悪感を抱き始めます。
自分の生殖器等の部分だけでなく、例えば女性なら、成長と共に起きる月経という現象に強い違和感を抱くことになります。
またこうした違和感を少しでも自己意識に近づけるために、行動や話し方や衣装の選び方などを変えることも特徴として挙げられます。
自分自身の生殖器に強い嫌悪感を持つようになると、体を変えたいと言う願望が強くなってきます。
その場合、ホルモン療法や外科的治療などをして、性別を変える対応がなされることになります。
ただし、戸籍上の性別は出生時に登録されるので、心身と戸籍に違いがある状態になってしまいます。
しかしながら近年では条件を満たしていれば、戸籍を変更することができるようになりました。
日本においても、性同一性障害を持つ方が自分らしく生きられる社会が実現されつつあると言えるでしょう。
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